バイバイ、ちぇーちょん（ジェイソン）

マイクの弟（ジェイソン）がシアトルに帰ってしまいました。

マイクは仕事の為、空港まで行く事が出来なくて

えりさと２人でジェイソンのお見送りに行って来ました。

“ぢぇーちょん、ぢぇーちょん”と行って

まるで、帰っちゃう事を知っているかのように

ジェイソンの後ばかり、追いかけています。

待ってる間も、えりさにとって空港は遊び場！！

カートを遊具にして、良い子に待つえりさ。

チェックインした後スカイデッキに出て、飛行機を見ながら

ジェイソンと最後の時間を楽しみました。

“あの、飛行機に乗ってアメリカに行くんだよ。”

と説明したけど、えりさは分かったかな？

搭乗口に行く前にジェイソンとお別れのハグとキスを

して、手を振ってバイバイしたのに、

セッキュリティーを通って、行ってしまうジェイソンに

“ぢぇーちょん！！ぢぇーちょん！！”と

何度も何度も、泣きながら叫んでいました。

えりさもお別れだって、分かっていたんだね。

すぐに会えるって分かっているのに、やっぱり

お別れは寂しいね。

私まで、泣きそうになってしまいました。

えりさに、“また、すぐに会えるよ。”と

説明したけど、悲しそうなえりさ

でも、その後とっても広い空港内を走り回ってるうちに

機嫌も直って来ました。

走り回るえりさを見て、いそいそと歩いてる人達の顔も

思わずほころんで、微笑みかけてくれたり手を振ってくれたり

話しかけてくれたり．．．

そのおかげで、ますますご機嫌になったえりさ

最後は“キャハ、キャハ”　言って走っていました。

良かったぁ〜。

でも、それと同時に子供の力ってすごいなぁと実感しました。

家族づれからビジネスマンまで、たくさんの人達がいたけど

すれ違うほとんどの人が、えりさの走る姿を見て笑顔に

なっていました。

ただ、ニコニコ顔で走っているだけなのに。笑

それだけの事でこんなにたくさんの人達を満面の笑顔に

出来る子供の力って本当に、素敵。

空港の帰りに、ドライブインで停まってお昼ご飯にしました。

知らないおじいさんとおばあさんに

話しかけてもらい、“可愛いねぇ”と何度も

何度も言ってもらって、恥ずかしくて仕方ない

えりさ。わざと下を向いてごまかしています。

ちょっと蒸し暑かったけど、お外でご飯を

食べて、ピクニック気分を味わいました。

家に帰って来て、ジェイソンの靴がなかったり

ジェイソンの部屋ががらーんとしているのとか

寂しくて、胸の奥がきゅうっとなった。

マイクが帰って来て、（その前に電話で話したけど）

“ジェイソンがいないと、ちょっと寂しいね。”とだけ

言って、無言のままソファーに座ってテレビを見ていた。

私でも、寂しいんだからマイクはもっと寂しいんだろうなー。

と思いながらも、気の利いた言葉が見つからなくて

いつもより無口な彼に気付かない振りをして、キッチンで

用事をしていました。

３ヶ月間の４人の生活は、楽しかったからちょっぴり寂しいけど

また、すぐ会えるよ！

いつでも、スカイプだって出来るし。

それまで、元気でねジェイソン。

バイバイ、ぢぇーちょーーーーん！！

今日も遊びに来てくれて、ありがとう〜！！

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